2018年7月12日、コロラド州立大学(Colorado State University:CSU)はサイバーセキュリティ教育イニシアティブを強化するための資金として、州政府から120万ドルを受け取ることを発表した。これは、官民におけるデータプライバシー強化を目指して5月30日に成立したコロラド州法「州政府記録のためのサイバーコーディング暗号法(Cyber Coding Cryptology for State Records)」の中で取り置かれたもので、同大学以外にもコロラド州内の複数の高等教育機関に対して500万ドル超の資金を割り当てている。
CSUは、割り当てられた資金を、
① | システム工学プログラムにおいて、州民へのアウトリーチ及びサイバーセキュリティに重点を置いたカリキュラムの拡大、 |
② | 自然科学部コンピュータ科学科及び経営学部コンピュータ情報システムプログラムにおいて、サイバーセキュリティセンターにおける協力、および、サイバーセキュリティ及びデータ暗号化問題に関連する教育の学内外の学生への提供、 |
③ | コンピュータ情報システムにおいて、暗号データ及びブロックチェーンデータの分析手法を学ぶサイバーセキュリティデータ分析講座の立ち上げ、 |
④ | 国土安全保障省(Department of Homeland Security)からの助成を受けて実施中の研究事業「ネットブレーン(Netbrane)」を含む、既存のサイバーセキュリティ研究の強化、 |
⑤ | 情報技術担当副学長であるパトリック・バーンズ(Patrick Burns)氏主導の下で、学術コンピューティング・ネットワークサービス(Academic Computing and Network Services)が企画するインターンシップ機会の創出、 |
⑥ | CSUプエブロ校(CSU Pueblo)のサイバーセキュリティセンターで既に進行中の活動資金への割当、 |
などの用途で使用する計画である。
Colorado State University:New Colorado law allocates $1.2 million to bolster CSU cybersecurity education