エネルギー省(Department of Energy)は2019年4月2日、量子コンピュータ用に新たなアルゴリズム及びソフトウェアを開発することを目的とした研究に対し、4,000万ドルを助成する計画を発表した。
本計画の構想は、学際チームを編成し、一部のチームは基本アルゴリズムに重点を置き、他のチームは、量子コンピューティングを対象とした、新しい高レベルのプログラミング言語、コンパイラ、デバッガ、ライブラリ、インプット・アウトプットツールなどといった、標準ソフトウェアツールの開発を行うというものである。
目標は、様々な異なる量子コンピューティングシステムに利用可能なソフトウェアと、幅広い適用の開発である。エネルギー省科学局(Office of Science)は、大学・国立研究所・企業・非営利機関などを対象に、総額4,000万ドルを5年間に亘って拠出する計画で、厳正なピアレビューを通して助成受給チームが選出される。同助成受給希望チームは、2019年5月1日までに意向表明書を提出し、その後、同5月31日までに最終提案書を提出することが必要となる。
2019年4月2日
Department of Energy:Department of Energy to Provide $40 Million to Develop Quantum Computing Software
【ニュース・アメリカ】エネルギー省、量子コンピュータ用の新規アルゴリズム・ソフトウェア開発を目的とする研究に5年間に亘って総額4,000万ドルを助成
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