【海外センターレポート・モンゴル】カントリーレポート(モンゴル編)

【概要】
モンゴルと日本との間には政治、経済、社会において良好な関係が築かれて来ている。さらに最近の両首脳の相互訪問や会談に見られるとおり、一層の関係強化がうたわれている。また、モンゴルは日本語学習者数や日本への留学生数が人口比で最も高い国とされ、教育文化科学大臣をはじめ閣僚や政府要職者にも日本留学経験者が多いなど、文化・学術の面からも両国の関係強化を進めるにはきわめてよい環境にあると考える。これらの状況から、両国の産業・経済交流の基盤となる学術・研究開発の交流の面からも、また留学生30 万人計画を目指す留学生政策からも、日本にとってのモンゴルとの学術交流の重要性が再認識される。
このような背景の中で、JSPS 北京研究連絡センターでは2014 年よりモンゴルと日本との学術交流の支援を担当することになった。初年度の活動として、モンゴルにおける学術状況の基礎的データを収集するとともに、現地の学術機関、大学、日本政府関係機関などを訪問し議論することを通じて現状を把握することを目標とした。本海外センターレポートは、今後モンゴルにおいてJSPS あるいは日本の大学・研究所がどのような活動を行うことが出来るかを検討するための一助となるように、モンゴルの学術関係の基礎的な情報をまとめたものである。
以下では、まずモンゴル国全般と学術関係の基礎的情報についての調査結果を述べ、次にモンゴル側および日本側の学術関係機関の活動状況を報告する。最後に2014 年度に実施したJSPS 事業の概要を示す。なお、今回の調査は網羅的調査や資料検索によるものではなく、センター所員が現地に出張訪問して入手した情報を基にしているため、公平で十分な記述になっていない部分もあるかと思われるがご容赦頂ければ幸いである。今後の改訂による改善を期待したい。

なお、レポート全文はこちら(PDF)から閲覧可能。

(北京研究連絡センター)

地域 アジア・オセアニア
中国、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
国際交流 国際化、学生交流、研究者交流
統計、データ 統計・データ
レポート 海外センター