【国際協力員レポート・中国】中国の高度人材呼び戻し政策

20世紀後半、日本が高度経済成長期(1955~73年)を迎えていた頃、中国では文化大革命(1966~76年)が起こり、学術活動が一時期停止状態に陥っていた。当時、思想改造・純潔化の名の下に多くの知識人や研究者が迫害され、暴徒化した大学生らは地方農村へ下放された。その後、1978年の改革開放以降の急速な発展は周知のとおりであるが、文化大革命による人材育成の断絶は次世代に「国内の人材不足」という深刻な課題を残した。
こういった背景から、中国政府は1990年代以降大規模な高度人材呼び戻し・招へい政策を打ち出してきた。本報告書では、中国の高度人材呼び戻し政策、中でも2008年から実施されている「千人計画」に注目し、中国の科学技術の現状について考察する。
なお、報告書全文はこちらから閲覧可能。
【氏名】 中津 純子
【所属】 広島大学
【派遣年度】 2017年度
【派遣先海外研究連絡センター】 北京研究連絡センター

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化
人材育成 若手研究者育成、研究者の雇用、研究人材の多様性、教員の養成・確保
レポート 国際協力員
研究支援 研究助成・ファンディング