英『フィナンシャル・タイムズ』2014年11月13日の情報によると、米大学院協議会が12日発表した報告書から、米国の各大学院に在学中の中国人留学生が過去10年で初めて減少したことが明らかになった。
同協議会は、2014年に米国の大学院に在学中の中国人留学生が初めて1 %減少した。米大学院に在学中の海外留学生のうち、中国人留学生の占める割合は33%にまで達していたことから、この1%が相当多くの学生に影響するものと表明している。
ここ数年、中国人留学生は一貫して米国の各大学院に募集定員の拡大を推し進めてきた主要グループ。それまでの数年は2ケタの成長率を維持していたが、昨年その成長はすでに5%まで低下した。専門家によると、中国人留学生の減少は、同協議会が2004年から海外留学生数調査を開始して以来の初めてとなり、これは北京の反腐敗運動の影響によるものかもしれないと指摘する。もう一方で、ここ数年北京は国内の大学院に大規模な投資を続けて、教学の質を改善しているため、それもより多くの学生が中国国内に残った原因の一つだろう、と指摘している。
(2014年11月13日 Science Times/中国科学報)