【ニュース・中国】清華大学で新入生3300人余りの入学手続を実施、貧困家庭の学生の割合は10%超え

2016年8月17日、全国各地から来た2016年度の学部新入生3300人余りが清華大学で入学手続を行った。2016年度の清華大学学部新入生のうち、少数民族の受験生の割合は9.66%で、「貧困家庭の学生」を対象とした自強計画と国家貧困対策特別計画による合格者数は計348名で、募集定員総数の10.2%を占めた。
清華大学学生募集事務室の劉震主任は、今年の清華大学の学部新入生のうち、理工系の受験生が占める割合は82.7%、人文・歴史系の受験生が占める割合は10.3%だったと伝えている。
「貧困家庭の学生」を対象とした自強計画と国家貧困対策特別計画において、今年は昨年より8人多い173人の学生が清華大学の自強計画により30~60点の加算を認められた。最終的には昨年より18人多い104人の学生が清華大学入学の夢を叶え、その伸び率は21%に達した。また、国家貧困対策特別計画により採用された受験生は計255人だった。
今年は全国31省(区・市)の理系の上位に入った学生10人のうち6割以上が清華大学に採用され、北京、内モンゴル、山西などの省・市・自治区では、理系の上位に入った学生10人のうち8割以上が清華大学を選んだという。

 

※自強計画・・・国が指定する貧困県のある省の学生を選抜対象とする政策

 

(2016.8.18:中国青年報)

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