【ニュース・中国】清華大学、全国統一大学入試で農村部に傾斜、学部の学生募集計画の10%以上を農村部へ投入

清華大学学生募集事務室の于世潔主任は、今年清華大学は「国家特定計画」と「自強計画(※)」により、本科生(日本の学部生に相当)の募集定員の10%以上を農村部の受験生に分け与えると説明した。
中国教育部の要請に応じて、清華大学は今年も「国家特定計画」と「自強計画」を引き続き実施する。清華大学における今年の自強計画の確定人数は、2014年当年の清華大学の本科生募集定員の3%から5%まで増やすことが予定され、農村部の受験生への傾斜をさらに強化させる見通しである。大学側の認定を受けた受験生が全国大学入試統一テストで採用される場合、一般的には合格ラインを30 ~ 60点引き下げる優遇が受けられるという。
国家特定計画の面では、清華大学は250人の募集定員枠を引き続き維持し、全国832の貧困県や重点大学に採用される割合の比較的少ない河北省、山西省、河南省などに向け、学生の特定募集を実施する。

※自強計画・・・国が指定する貧困県のある省の学生を選抜対象とする政策

(2015年4月25日 新京報)

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