先日、教育部が公布した『2017年の重点大学の農村部・貧困地域における学生募集の取組に関する通知』によると、農村貧困地域に向けて実施される定向募集(*)の特定計画(国家特定計画)に基づく募集定員が昨年より3,000人増の6万3,000人となった。また、地方の大学の農村部出身学生に向けて実施される募集特定計画(地方特定計画)に基づく募集定員が2016年より10%以上増加した。
『通知』が明らかにしているところでは:
(1) | 国家特定計画に基づいて学生募集が実施される地域を、広範囲にわたる特別困難県、国定特別貧困県及び新疆ウイグル自治区南疆(新疆南部)の4地区・州(カシュガル地区、アクス地区、ホータン地区、クズルス・キルギス自治州)とし、実施地域内の貧困県は引き続き国家特定計画による政策を享受することができる。 | (2) | 地方特定計画では、実行地域・出願条件が各省(自治区・直轄市)により確定され、募集対象を実施地域内の農村部出身学生とし、省内のすべての民族自治県を実施地域に組み入れるようにする。 | (3) | 単独募集計画(大学特定計画)に基づく学生募集では、遠隔地や貧困地区、民族地区の県以下の優秀な農村出身の学生を募集対象とし、募集定員は関連の大学における本科生募集定員の2%以上とする。 |
*定向募集・・・高等教育機関などで学生を一定の地区から募集し、卒業後は元の地区に戻り就職させる制度
2017年05月27日
中国教育和科研計算机网:教育部:2017年重点高校在农村和贫困地区招生规模扩大 [来源/新華網]