【ニュース・中国】教育部陳宝生部長:2020年までに新しい大学受験制度を全面的に確立へ

中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の報告を、代表を務める教育部の陳宝生部長が2017年10月19日、「過去5年間は教育改革の全面的な深化の5年だった。大学受験・新入生募集制度の改革分野では、今年すでに上海市と浙江省で試行が実施され、改善が必要な問題も存在するものの、成功と評価された。今年、さらに4つの省で試行を開始し、2020年までに新しい大学受験改革制度を全面的に確立する計画である。」と発表した。

 

また同氏は、「今回の大学受験制度改革は、1977年に大学受験が再開されてから最大規模で、影響範囲が最も広い、難度が最も高い改革として、習近平総書記がこれまでに主催した3つの重大会議の中において大学受験の改革案を検討してきた。」と述べた。

 

続いて同氏は、「教育の公平を促進するため、中国はこの5年間に農村部・貧困地域の特別新入生募集計画、及び中西部新入生募集協力計画を実施し、新入生を37万人へと増加させる。つまりこれは、1校あたり募集を2,000人増やしたとして100余校で実施することを意味する。」といったことも紹介した。更に、「中西部の大学入学率が最も低い省と全国平均水準の差は、5年前の15.3%から現在の4%未満に縮小された。30の省で子女の大学受験の政策が出され、15万の子女が大学入試に参加でき参加率は5年前の36.5倍になる。」と発言した。

 

2017年10月20日

 

中国教育和科研計算机网:教育部部长陈宝生:2020年全面建立新高考制度 [来源/中国青年報]

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