2016年1月、開かれた大学による貧困撲滅の難関攻略への参与に関する記者会見で、教育部発展計画司の謝煥忠司長は大学の貧困扶助への参加について、「大学が貧困扶助活動を推進するため、教育部が直属大学による貧困扶助活動の着実な実施に関する意見を特別に打ち出した」と説明した。
記者会見に参加した国務院貧困扶助事務局副主任の欧青平氏は、全国貧困人口登録カード(※1)による分析によれば、90%の貧困人口の学歴は中学校以下で、そのうち最終学歴が小学校の者や半識字者、非識字者の割合が全国の平均水準をはるかに上回る50%以上に達した。「貧困の世代間連鎖を断ち切るために、大学は積極的に力を発揮させねばならない」との見方を示した。
記者会見では「大学による貧困撲滅の難関攻略への参与に関する提案書」が読み上げられ、中国貧困扶助開発協会大学貧困扶助委員会の設立が計画され、大学が力を合わせて貧困撲滅の難関攻略に参与するため、中国貧困扶助開発協会大学貧困扶助委員会の設立が提案された。
2016.1.25:中国教育報
※1:全国貧困人口登録カード・・・貧困撲滅の取り組みの一つ。正確に狙いを定めた貧困扶助・貧困撲滅の方向性を堅持するために、貧困人口の登録及びカードの作成が進められている。