【ニュース・中国】教育部が2016年決算報告を発表:175億元を追加し、世界一流の大学、学科の創設へ!

2017年7月21日に発表された教育部の2016年決算報告(以下、報告)で、教育部は2016年度に1,239億元を投入したと発表した。これは、年初の予算の117.30%となる。一部のプロジェクトは基本予算の推算から獲得した追加資金である。その内高等教育支出追加資金が約175億元、人材誘致経費追加資金が5億元である。

 

「双一流(世界一流大学・一流学科)」の創設への投資の続投
報告では、教育部は2016年度一般公共予算による財政割当金支出が年初の推算時点で1,056億元だったが、決算時点で1,239億元となったと発表した。決算額が予算を上回った主な原因は、中央財政が教育事業発展の需要に基づき、「中央政府直轄大学による世界一流大学(学科)創設と特色ある発展指導のための特別資金」、「中央政府直轄大学管理改革などの業績割当金」などの財政割当金を追加したためだ。この2つの資金はいずれも教育部の支出のうち「高等教育」の項目に属しており、年初の予算は812億元に対し、決算額が987億元となり、年初予算の121.59%、追加資金は約175億元となった。

 

人材誘致経費追加獲得
「双一流(世界一流大学・一流学科)」の創設以外にも、多くのプロジェクトが追加資金を獲得した。例えば、「科学技術条件専門項目」は年初の予算が6,000万元、決算額は7,583.63万元、年初予算の126.39%となった。「その他文化体育、メディアの支出」は年初予算の申請はなかったが支出決算額は53.71万元となった。主な原因は中央財政が事業の発展において必要であると追加した「外専千人計画(千人計画ハイレベル外国専門家プロジェクト)」、「青年千人計画(グローバル・エクスパート・リクルートメント・プログラム)」といった人材誘致、「万人計画(国家ハイレベル人材特別支援計画)」人材選出といった経費である。しかしここ3年ほど中央財政は等しく人材誘致に毎年少なからず資金を投入している。

 

中央大学の基礎施設の改修28億円
財政予算管理要求によると、教育部阻止区は2016年度一般公共予算項目に対して発展と効果を自負している。教育部は今年、まずは中央部門の決算中、「中央の大学の基本就学条件の改善の効果:建物の改修、設備、基礎施設の改造、の評価結果を出している。2016年度において改修面積は541万㎡、設備費が30.9億元、基礎施設の改修費が28億元となった。改修によって節電、節水、学校の環境保全の促進など効果が表れているという。

 

2017年7月25日

 

中国教育和科研計算机网:教育部公布2016年决算报告:追加175亿元建设“双一流”高校! [来源/南方都市報]

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