【ニュース・中国】教育部、高等教育機関の科学技術発展に新たな方向性を提示

教育部が2016年2月に発表した「高等教育機関の第13次5カ年計画期間中の科学技術発展計画」(以下、「計画」という。)は、今後の高等教育機関の科学技術発展に新たな方向性を定めた。
当計画は、「高等教育機関のイノベーション能力を全面的に高めることは、高等教育機関の科学技術発展における最も重要な任務であり、科学技術イノベーションを中核とした全面的イノベーションを実行させ、イノベーションの発展を加速させるための基盤とさせる。」との目標を定めた。これによると、2020年までに高等教育機関の科学技術発展について、以下の4方面での実現が求められている。

 

(1)高等教育機関の科学技術イノベーションの質、学術の国際的影響において、新たなアップグレードを実現させる。
(2)経済社会の発展を牽引する能力及び質の高い人材育成をサポートする能力を大いに向上させる。
(3)開放的、協力的かつ効率的な科学研究組織の立ち上げを完成させる。
(4)国家のイノベーション発展を牽引・サポートし、イノベーション型国家と人材強国戦略を支える力とさせる。

 

先端技術と破壊的イノベーションに着目したニーズ志向の基礎研究力の強化は、大学の科学技術発展における重要な方向性の一つとなっている。

 

(2016.12.22:中国教育報)

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