【ニュース・中国】教育部、分類・開放が大学科学研究の評価方向に

2014年4月11日に成都で開かれた2014年高等教育機関科学技術工作会議で、教育部の杜占元副部長は以下のことを明らかにした。

「今年の重点的な仕事を配置する際には、科学研究評価の改革が大学の科学技術仕事の重点となり、類別評価を堅持し開放的評価を推進していく。また評価の指向性や政策手段を通して、大学の学者らの関心や目標を、経済社会の発展における重大なニーズに焦点を合わせてゆく。科学研究評価にとって、類別評価、開放的評価は改革の方向となるだろう。大学での基礎研究、技術開発と成果転化、科学普及などの様々な科学技術活動を同等に重視する。同時に、協同イノベーションと適応する開放的評価メカニズムを構築し、部門や機関間の制限を打ち破り、より幅広い範囲でイノベーション活動の価値を評価し、より広範囲の利害関係者を引き入れて、イノベーション活動の価値に対して評価する。

科学研究評価の改革を手掛かりとして、科学技術体制・メカニズムの改革を全面的に推進させる。科学技術研究成果の措置権・収益権の改革を加速させ、成果転化のメカニズムの突破を推進させる。科学研究プロジェクトと経費管理に関する改革策を深く研究する。2011計画(注)のレベルアップとスピード・アップを推進させ、人材育成を支え、経済社会の発展に奉仕する協同メカニズムをできるだけ早く形成させる。」

翻訳者注)
2011計画:2012年に制定された、人材、学科、科学研究を三位一体としてイノベーション能力を向上させる計画

(2014年4月12日 Science Times/中国科学報)

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究