【ニュース・中国】北京大学、改革により学際的人材養成を強化する方針

2016年5月、北京大学は学内情報ポータルサイトに「北京大学学部教育の総合改革に関する指導意見」及び「北京大学2016年学部教育改革実施案要点」を発表し、学部教育改革を本格的にスタートさせる。
今回の改革では、既にある教育目標「未来をリードする人材を育てる」に存在する以下の4つの格差狙いが定められている。

 

(1)学生が多くの制限に縛られ、個性を十分に伸ばすことができない。
(2)授業のほとんどが教師による一方的講義で、学生・教師間の対話が不足し、知識の伝授方法に偏りが存在している。
(3)学生の価値観、批判的思考等の養成の面で教員の指導力に欠ける。
(4)大学の資源分配が合理的、効率的ではなく、学部・教員・学生間のコミュニケーションが不十分で本来の潜在能力が十分に発揮されていない。

 

これにより、北京大学では以下の改革措置を採る。
まず、学生のためにより多くの自主的な選択機会を提供する。原則として、学部内では自由に転科することができるようにする。次に、学生に自主的な学習を深める原動力を与える。多層化した学際的プロジェクトを設立し、学際的人材を育成する。
この改革では、専門教育と非専門科目の融合が強化され、専門教育において非専門科目の理念が体現させるよう求め、科学的で合理的な評価システムを構築し、教育方法の改革を推進し、さらに素晴らしい教育を実現させていく。

 

(2016.5.3:光明網-光明日報)

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 教員の養成・確保、職員の養成・確保