【ニュース・中国】中国人民大学、『人民幣国際化報告2014』を発表

先日、「2014年国際通貨フォーラム及び『人民元国際化報告』の発表会」が中国人民大学で行われた。同報告書は、人民元の国際化レベルが2013年に大幅に向上し、人民元が2020年までにドルやユーロに次ぐ世界三大国際通貨となる可能性があると指摘している。
発表会で、中国人民大学学長と『人民元国際化報告2014』の陳雨露編集長が同報告書に対し解説を行った。陳編集長によると、「2013年に人民元国際化の程度が急速に向上し、人民元クロスボーダー貿易や投資・決済業務の規模が着実に成長した。2013年末の時点で、人民元の国際化指数(RII)は1.69 まで上昇し、前年比で83.8%増加し、1桁成長時代を切り開いた」と指摘した。同報告書はまた、「人民元が国際社会に与えた信頼は、主に実体経済によるものだが、人民元の国際的魅力を維持するには発達したオフショア市場が欠かせない」と指摘している。

(2014年7月24日 Science Times/中国科学報)

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