【ニュース・中国】中国、人材400万人が先進国に移民

2014年8月5日、センター・フォー・チャイナ・アンド・グローバリゼーション(Center for China and Globalization)は社会科学文献出版社と『国際人材靑書:海外の華僑華人専門技術者に関する報告(2014)』を共同発表した。
同書によると、現在アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本、シンガポールなどの先進国に滞在する海外の華僑・華人専門技術者数が400万人に近づいているとしている。また70 %近くの海外の華僑・華人専門技術者が企業に勤めているとのことである。関連データによれば、2013年、アメリカに移民した中国本土出身者の人数が220万人に達し、アメリカにおける第二の新移民グループとなっている、と報告されている。
同書は、70%近くの海外の華僑・華人専門技術者が企業に、次いで教育機関に就職しており、19%の割合を占めている。コンピュータ、電子情報などの伝統的な分野から、新バイオエンジニアリングと新医薬品、文化創造、新エネルギー、省エネ・環境保護、新材料などの産業へ就職先の領域が拡大していく他、業界をまたいだ専門技術者も大量に現れてくる、と報告している。

(2014年8月5日 Science Times/中国科学報)

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他