【ニュース・中国】上海軟科、2017年世界大学学術ランキングを正式に発表

上海軟科教育信息咨詢有限公司は2017年8月15日、2017年世界大学学術ランキング(Academic Ranking of World Universities:ARWU)で世界トップ500大学を正式に発表した。

 

中国大陸部からは45校がランクインし、うち清華大学は今年初めて上位50位に入り、北京大学は上位100位入りをした。また、華東師範大学、ハルビン工程大学、華中農業大学、南京農業大学、南京航空航天大学、東北大学、西北大学の7校が初めてランクインし、中国の大学が総合的実力と国際的な影響力を急速に高めていることを示した。上海軟科は今年新たに、潜在能力を持つ世界の500大学も発表し、世界の第501~800位の大学を公開し、このうち中国大陸部の大学は46校あった。
世界的には、ハーバード大学は15年連続で第1位、スタンフォード大学は第2位、ケンブリッジが第3位と続く。アジア地区では日本の東京大学と京都大学がそれぞれ第24位と第35位であった。

 

ARWUは、世界を範囲とする初めての総合的な大学ランキングで、2003年に初発布して今回で15回目となる。上海交通大学高等教育研究院(前身は高等教育研究所)世界一流大学研究センターが2003年に始め、2009年からは、上海軟科がランキングを発表し全ての権利を所有している。上海軟科のランキングは、評価方法の客観性、透明性、安定性で知られ、国際的に比較可能な客観的指標と第三者データをすべて採用した世界的に最も影響力と権威性を有する大学ランキングの一つとなっている。世界各地で広く報道され、大量に引用されており、多くの国の政府及び大学がARWUを基準として、戦略目標や発展計画を制定し、各種の措置を講じて大学の国際的競争力向上を図っている。

 

上海軟科教育信息咨詢有限公司は、大学データの研究とコンサルティングサービスを専門に扱っている。同社が発表する「世界大学学術ランキング」は世界的に最も影響力と権威性を有する大学ランキングの一つとして、その客観性と安定性から多くの国の政府及び大学が戦略目標や関連政策を制定する際の参考基準としている。同社が発表するランキングには他に、「中国大学ランキング」、「世界一流学科ランキング」、「世界大学学科分野ランキング」等がある。

 

2017年8月15日

 

科学網:2017年软科世界大学学术排名正式发布

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化
統計、データ 統計・データ