北極の科学に関する第1回閣僚会議に出席するため、Thierry Mandon担当大臣はホワイトハウスに招かれ、フランスは、研究のための戦略を提示し、その他の国々とともに、北極圏研究における協力・連携に向けた取組みを示した。
閣僚、庁官、そして研究担当大臣によって、第1回ホワイトハウス北極圏科学閣僚会議において共同宣言の署名が行われた。
出席者は、北極圏の8ヶ国(カナダ、デンマーク、米国、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン)、さらに14ヶ国(ドイツ、中国、韓国、スペイン、フランス、インド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、英国、シンガポール、スイス)、欧州連合(EU)と北極先住民代表であった。
北極の気候・環境の変化は世界の他のどの地域よりもはるかに急速に起きている。この共同宣言は共同研究活動を強化し、今後の世代にわたり、協力を開始するものである。取り扱う分野はつぎのとおりである。
- 北極とその地域的、あるいは全体的な意味で研究課題の洗い出し
- 北極観測の拡大と統合、そしてデータの共有
- 気候、北極の環境・社会変動の科学的な理解によって地域の回復力とグローバルな応答を得るための条件の確立
- 科学、技術、工学、そして数学教育を通して市民の力になること
北極圏における研究のためのこの会議を通じて、関係各国、欧州連合(EU)、北極圏先住民の代表によって、広大、かつ多様性に富み、地球全体として重要な、この地域に関する科学的な共同研究を強化するとのコミットメントを示した。
まず、北極圏の諸国は北極評議会の後援下で効果的に協力を推し進めるために互いにより強く結びつけるための条約を締結した。他方、北極圏研究に関係する各国はすべて、この国際協力の強化に務めてきた。
フランスはCNRS、CNES、そして大学によってこの数十年間にわたり進められてきた北極研究について述べた。フランスがPaul-Émile Victor(IPEV)研究所によって進められてきた事業と研究は、スヴァバード諸島にあるドイツのAlfred Wegener研究所やカナダ、ロシアと共有する施設に基づくものである。
2016年9月30日
Enseignement supérieur et Recherche:Thierry Mandon se félicite de la signature d’une déclaration pour la coordination sur la recherche en Arctique