ヨーロッパ遺産デーに、高等教育・研究・イノベーション省(Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation:MESRI)は「Descartes地区」を2017年9月16日、17日に一般に門戸開放し、今年のテーマである「青少年と遺産“jeunesse et patrimoine”」に因んだ数種類の催しで一般市民にその歴史を紹介する。
「青少年と遺産」発見ルートをたどってみよう
パリのMontagne Sainte-Genevièveの中心に位置する、「Descartes地区」ではCollège de Boncourt(1353年)、Ecole Polytechnique(1805年から1976年まで)、そしてMESRI(1981年以降)を見学することができる。
この機会に用意されたツアーでは、Pavillon Boncourtにある高等教育・研究・イノベーション大臣の執務室やその中庭を訪れる。
それは歴史的なデータとこのサイトの遺産への不可欠な洞察に基づいている。見学者にとっては、この公共建物、その歴史、そして舞台裏を発見する機会となるだろう。
「青少年と遺産」:MESRIと強く共鳴するテーマ
【260万人の学生と延べ1,800万平方メートルの建物】
類例がない延べ1,800万平方メートルにおよぶ6,500の建物で学ぶ260万人の学生がフランスの高等教育の主役である。国が所有する不動産のうち、大学所有の不動産は60%を占めている。この遺産の中には歴史的建造物として非常に高い価値をもつものもある。
ヨーロッパ遺産デーはMESRIが青少年に敬意を表して、大学遺産を強化する機会でもある。
今年は建築を学ぶ学生と明日の遺産の発明者にスポットが当てられる。
【青少年と明日の遺産】
今日の青少年は学校で、高等教育課程で、そして特別なカリキュラムを通して明日の遺産を準備する。
例のない学術遺産
Caen大学、Nice大学、Poitier大学、そしてStrasbourg大学を訪れてみよう。ルネサンス期の建築物から1950年代を経て、もっとも現代的な建物までの高等教育の「顕著な」遺産をビデオやスライドショーで発見することができる。
さらに、大学図書館について知りたければ、MESRIによって開発された大学図書館(BU)ウェブサイトを訪れて、高等教育機関の設備とドキュメントサービスの仮想訪問が可能である。
2017年8月31日
Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation:Journées européennes du patrimoine 2017-Le ministère ouvre ses portes au public