【ニュース・フランス】2015年フランス国立科学研究センター(CNRS)ゴールドメダルが生物学者Eric Karsenti氏に授与される

2015年のフランス国立科学研究センター(CNRS)ゴールドメダル*はCNRS名誉研究所長で、細胞生物学者のEric Karsenti氏に与えられた。彼は細胞周期を発見したことで特に知られている。この発見は主に、ドイツのヨーロッパ分子生物学研究室(EMBL)で行われた。彼は細胞生物学に関して学際領域からのアプローチを行っており、1996年に細胞生物学と生物物理の研究部門をEMBLに設立し、その後、その指揮にあたった。常に新しい知識の最前線を極める同氏は、2009年-2013年には海洋観測船タラ号による環境調査探検のイニシアティブをとったが、それは太陽の生物多様性の地図作成を目的としていた。今年その最初の結果が発表される。
授与式は2015年12月14日、ソルボンヌで執り行われる予定。

*CNRSゴールドメダルとは、フランスの学術研究分野の研究に対して与えられる最高の栄誉で、1954年の創設以来、毎年、フランスの研究の活性化と研究の威光を高めた、類い希な貢献をした個人に与えられている。これまでの受賞者のなかには、その後ノーベル賞を受賞した研究者も少なくない。

URL1: http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid93289/le-biologiste-eric-karsenti-laureat-de-la-medaille-d-or-du-c.n.r.s.-2015.html
URL2: http://www2.cnrs.fr/presse/communique/4229.htm

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
顕彰 顕彰