【ニュース・フランス】欧州宇宙政策のリーダーシップをルツェルンで確認

Thierry Mandon高等教育・研究担当大臣は、宇宙開発競争におけるヨーロッパの優位性を強化するためにルツェルンで開催された欧州宇宙機関(European Space Agency:ESA)の閣僚会議の決定を歓迎している。

 

22の加盟国の宇宙開発担当閣僚が2016年12月1日、2日に出席して開かれた会議で、フランスは欧州宇宙政策の優先順位について幅広いコンセンサスを得ることに成功した。これによって関連業界は先月、欧州委員会によって精査された宇宙政策に基づいて、ESAとともに国際舞台における競争力を強化するバネとなる準備を進めることができる。
このようにして、欧州のランチャーとして、Ariane6(アリアン6)への移行期にあたり、Ariane5(アリアン5)が使用されることが再確認された。
また、Ariane6とヴェガCの次世代のランチャーには廉価な酸素-メタンエンジンであるPrometheusを開発することが見込まれている。
また、宇宙開発関連プログラムが強固なものとなった。すなわち、追加資金が用意されたExoMarsプログラムの継続、国際宇宙ステーションへの継続参加、ARTES計画に沿った宇宙通信開発計画であり、これらのプログラムによってフランスの関連業界は世界のリーダーとしての地位を強化するだろう。
さらに、この会議で、ドイツ、イタリア、フランスの各政府はESAの庇護のもと、Ariane6計画の一環として、各国と業界の協力協定を強化するため2016年12月2日に合意し、署名した。
ルツェルンでのこの閣僚会議は、ヨーロッパは宇宙で野望を遂げるための資金力をもっていることを示し、また、ヨーロッパにおけるフランスの重要な役割を強化するものであるとThierry Mandon高等教育・研究担当大臣は述べた。

 

2016年12月2日

 

Enseignement supérieur et Recherche:L’Europe spatiale affirme son leadership à Lucerne

地域 西欧
フランス
取組レベル 国際機関レベルの取組、政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化