【ニュース・フランス】東京大学、ヨーロッパ共同研究拠点にリールを選択

東京大学生産研究所ヨーロッパ研究拠点の開所式が、同大学生産技術研究所藤井輝夫所長、同大学マイクロナノメカトロニクス国際研究センター藤田博之センター長を始めとする日本側関係者一行を迎えて、2015年7月2日にリールで開かれ、フランス国立科学研究センター(CNRS)本部から工学・システム科学研究所部長のJean-Yves Marzin、ノール-パ・ド・カレ-ピカルディ支部長のFrançoise Paillous、そしてリール第1大学長のPhilippe Rolletが歓迎した。
この拠点ではSMMiL-E(※)研究プロジェクトのマネジメント、東京大学生産研究所からリールを訪れる研究者のサポート、また、ヨーロッパの研究者及び欧州委員会とのネットワーク拡大、さらに、LIMMSの事務的支援を担う。

(※)SMMiL-E:このプロジェクトは、CNRSと東京大学生産技術研究所とで運営されている国際混成ユニット(UMI)であるLIMMS/CNRS-IIS研究室のミラーラボであり、BioMEMSと呼ばれるバイオ関係のマイクロテクノロジー研究をノール-パ・ド・カレ地方に移転し、GIS SIRIC-ONCO-Lilleの対がん研究との相乗効果をめざしている。研究活動は医学関係者により近い、大学病院と同じ敷地にあるオスカー・ランブレー・センターにある東京大学の新施設の中にあるIEMNとの密接な関係のもと、行われる。
この研究施設はCNRS、オスカー・ランブレー・センターとリール大学の支援を受けている。
なお、リール大学を中心としたノール-パ・ド・カレ地方の高等教育機関の研究グループはIDEX(Initiative d’excellence)の候補となっている。

URL1: http://www.dr18.cnrs.fr/assets/files/weblettre446/CP_IBEC%20(2).pdf

地域 西欧、アジア・オセアニア
フランス、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 研究
国際交流 国際化、研究者交流
社会との交流、産学官連携 地域連携