【ニュース・フランス】成功を収めつつあるフランスの経済学校

ジャン・ティロールのTSE(トゥールーズ経済学校)、トマ・ピケティのPSE(パリ経済学校)・・・パリ、トゥールーズ、エクス・マルセイユで、大学センターは外国人研究者や外国人学生がますます好きになりそうで、ときに大変選別的なコースを提供している。
2014年10月13日、ノーベル経済学賞をフランス人のジャン・ティロールが受賞した。フランスの経済学校は国際的に認められているという証しは何ヶ月も前からはっきりあった。2007年にトゥールーズ経済学校を設立したメンバーの一人であったジャン・ティロールがノーベル賞を受賞する前にも、トマ・ピケティの『21世紀の資本論』(2013年、スイユ社)のアメリカにおける衝撃的な成功があったし、結果としてピケティが教鞭をとるパリ経済学校は名声を得た。
国際通貨基金(IMF)による、影響力があると見なされる45歳以下の25人の経済学者のリスト上に、フランス人は7名おり、「さらにその全員がPSE出身者である」と、経済学分野で権威があるRePec (Reserch Papers in Economics 経済学論文データベース)のランキングで世界第7位に位置する学校のディレクターであるピエール=イブ・ ゲファールは自慢する。
最後に、これらの経済学校の末っ子(2011年時点)である、アラン・トラノワ率いるエクス・マルセイユ経済学校は既にRePecの46位であり、トゥールーズ経済学校は11位である。
世界中の学生をますます引き寄せている、大学の一員であるこれらの学校は資金を集め、時にはオリジナルのアプローチを発展させるために、未来への投資の枠の中で、新しい財力の恩恵に浴する。だからといって、経済においてフランス特有の思想はあるのか?「おそらく、例えば、取引規制、国家の役割、公的投資の利用価値に対する関心をもつ手段を通して・・・」とTSEの研究ディレクターであるダヴィッド・アラリーは考える。

Le Monde “ Le succes grandissant des ecoles d’economie a la francaise”(2014年10月29日)

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究