【ニュース・フランス】危機に瀕した科学者のための歓迎プログラム始動

「移民、難民、亡命」シンポジウムに際して、Thierry Mandon高等教育・研究担当大臣は2016年10月13日、危機に瀕した科学者の受入プログラム開始を発表した。
「われわれは難民研究者が自分の研究を継続できるよう、われわれが受け入れる科学者がよりよく適応できるよう、十分オープンで寛大なシステムを立ち上げよう。」
学問の自由が脅かされている大学の状況に関する大学長会議(CPU)による宣言やLiora Israelの報告書に続いてThierry Mandon高等教育・研究担当大臣は危機に瀕している研究者、研究者-教員を十分長い期間にわたって受け入れるために100万ユーロの予算をつけて、去る9月22日に新プログラムを開始した。
高等教育機関や組織に関連して、企業や市民社会の当事者たちの協力を得て、このプログラムはスポンサーシップ委員会も設けることになる。そのために、コレージュ・ド・フランスのEdith Heard教授、コレージュ・ド・フランスのアドミニストレータのAlain Prochiantz教授にThierry Mandon担当大臣は委員会を立ち上げるよう依頼した。
難民の受入に緊急に対応できるようにするため、大学コミュニティは行動を起こす。「受け入れることができる者たちを救おう。われわれがもつ倫理観、道徳的価値観はわれわれのホスピタリティの証である。」

 

2016年10月13日

 

Enseignement supérieur et Recherche:Lancement d’un programme d’accueil pour les scientifiques en danger

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
人材育成 研究者の雇用