2015年フランス国立衛生医学研究所(Inserm)賞は来る12月8日にコレージュ・ド・フランスで優れた8人の研究者、エンジニアに授与される。2015年対象はマリソル・トゥーレーヌ 厚生大臣、ティエリー・マンドン国民教育・高等教育・研究大臣付高等教育・研究担当大臣、イヴ・レヴィInserm理事長、ジャン=イヴ・デオ議員臨席のもと、精神病患者の病態生理学に関する研究に対しピエ=ヴァンサン・ピアザに贈られる。
ピエ=ヴァンサン・ピアザはInserm862「マジャンディー神経センター」の主任研究員で、精神病患者の病理生理学的メカニズムについて研究している。精神科医で精神疾患の新しい治療法を開発するため、臨床精神科領域における研究を行ってきた。
最近、動物実験で大麻が脳に及ぼす有害な影響から自然に保護することができるメカニズムが発見された。これによって、新しい薬理効果をもつAEF0117という最初の医薬品候補を選定することができた。この分子は2016年に臨床試験を行うが、THC(向精神薬)の影響を抑止できるものであり、この発見によって大麻の嗜癖から解放する方法を見つけることができるだろう。
・フランス国立衛生医学研究所(INSERM)
Pier-Vincenzo Piazza reçoit le Grand Prix Inserm 2015(2015年11月20日)