【ニュース・フランス】スタージュ(企業等における研修)に関する法案、元老院で議論始まる

2014年4月29日、ジュヌヴィエーヴ・フィオラゾ高等教育・研究担当大臣は、元老院での討論会の際、研修指導、発展、研修生の地位向上に関して、意見を述べた。概要は以下の通り。

フランスでは近年、企業研修の推進等、若者の就職を支援する取り組みを行ってきた。しかし、現在の企業研修推進状況は、2006年、2009年、2011年と相次ぐ立法措置により、複雑を極めている。これを解消するために、新法案では、研修に関する措置の再編成と教育法における再体系化に取り組む。新法案では、「研修が教育の一環であること」を前提にした、以下の点に留意する。

・研修が大学の教育課程外や卒業後に行われるべきではない。

・研修は、優先的に考慮され、既定の教育目標に則って評価させなければならない。

・研修は6ヶ月以上の期間を要する場合は教育上の妥当性を欠くので、それ以下に収めるべきだ。

・研修は、教員と研修受入れ機関のチューターによる2重のフォローアップを行わなければならない。

・研修生は、サラリーマンと同列に置かれることなく(特別手当は給与ではなく、研修協定は雇用契約ではないため)、これまで以上に保護されるべきだ。

URL1: http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid79076/debut-de-la-discussion-au-senat-sur-la-proposition-de-loi-encadrant-les-stages.html

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の就職、高技能職業人材の育成
社会との交流、産学官連携 産学官連携