【ニュース・フランス】サイトの複数年度契約

大学・研究機関連合(communautés d’universités et établissements:COMUE)の契約として、ブルゴーニュ・フランシュ=コンテ大学、ノルマンディ大学、クレルモン・オーベルニュ大学とその連合、ギヤナ大学、ニューカレドニア大学、仏領ポリネシア大学がそれぞれ2017年4月20日に調印をした。

 

ブルゴーニュ・フランシュ=コンテ大学(UBFC)とAgroSup Dijon
ブルブルゴーニュ・フランシュ=コンテ大学(UBFC)研究機関連合(COMUE)とAgroSup Dijonが協定調印。この共同調印は、この種のものとしては最初のものである。これは、教育法第718条5に謳われている精神に完璧に合致するもので、高等教育所管の省とは異なる省の監督下にある機関が教育・研究サイトの契約に参入できるとするものである。国立農学・食糧・環境研究院、 AgroSup Dijonは、ENESADとENSBANAが合併してできたグランゼコールであり、農業・農産加工業・林業省と高等教育省という2つの省の管轄下にあり、ブルゴーニュ・フランシュ=コンテ大学教育研究連合の鍵となるアクターである。プロジェクトは、「未来への投資プログラム」のI-SITEに採択されており、そのプロジェクトの質は高く評価されている。このプロジェクトは、UBFCを中心とした連合体に力を与え、要となるものである。3つの分野に焦点を絞っており、そのうち、「地域、環境、食糧」という分野は、農業省の優先課題に対応している。
国民教育・高等教育・研究大臣、農業・農産加工業・林業大臣、そして高等教育・研究担当大臣は2017年~2022年のAgroSup Dijonの協定に調印した。

 

ノルマンディ大学研究機関連合(NU)
ノルマンディ大学研究機関連合は、魅力に満ち、科学的専門性があり、そしてヨーロッパや国際舞台でのダイナミズムによってサイトのサポートとその機能によってより大きな統合をめざしている。それがノルマンディ大学研究機関連合の挑戦であり、この契約によって、最近EESPIG(établissement d’enseignement supérieur privé d’intérêt général)と名付けたノルマンディの3つの私立学校を加える。

 

クレルモン・オーベルニュ大学とその連合(UCAA)
クレルモン・オーベルニュ・サイトの複数年(2017年~2020年)の契約履行は、2017年2月24日に発表されたクレルモンのI-SITE「CAP 20-25」と符合した。このラベル化によって、また、2016年9月のクレルモン・オーベルニュという新しい大学の発足によって勢いが増し、2017年~2020年の複数年契約で全体の構造を強化し、教育・研究、人的資源管理に関するガバナンスが改善される。

 

ギアナ大学(UG)
フランスで一番新しい大学であるギアナ大学は、ギアナの若手育成と地域開発への全面的な貢献という要望を受けて、国民教育・高等教育・研究省の支援を受けて2015年1月に開学した。このギアナ大学によるプロジェクトは、職業トレーニングプラン、アマゾン地域というユニークな事例に根ざすグローバルな変化とそのインパクトに光を当てた研究を含む、4つの主要な課題に対応することをめざしている。

 

仏領ポリネシア大学(UPF)
仏領ポリネシア大学は、ポリネシアの学生が高等教育の全部、あるいは一部をポリネシアで受けることができるようにする。これはまた、地域経済のニーズにも応えることになる。研究分野では地理的関係から、ポリネシアとニューカレドニアで共同の博士課程を設ける。

 

ニューカレドニア大学(UNC)
ヌメア協定では、大学はニューカレドニア固有の養成・研究ニーズに応えなければならないとしている。この目的のため、ニューカレドニア大学の戦略として、ニューカレドニア地域の利益を生み出し、地域のバランスを保つのに必要なサービスを提供する。
国民教育・高等教育・研究省は、2019年に開設が予定されているKoné分校の整備に注力している。

 

2017年4月20日

 

Enseignement supérieur et Recherche:Signature des contrats de sites vague B et de contrats d’objectifs

地域 西欧、アジア・オセアニア、中南米
フランス、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究、教育
社会との交流、産学官連携 地域連携、産学官連携