【ニュース・フランス】グランゼコール会議で在り方を問う

2014年10月2‐3日、ストラスブールでグランゼコール会議(CGE)が開催され、160の技術系・商業系グランゼコールの代表者が集い、グランゼコールの将来について議論した。今回、開催地としてストラスブールが選ばれた背景には、ストラスブールが、ストラスブール大学をリーダーに、大学‐グランゼコール連合を実現させていることがある。アルザス地域では、工業系グランゼコールの卒業生が年々増加しており、2014年には1000人を超えるとされている。しかし、グランゼコールは授業料が年間1万ユーロと、大学と比較して高いことなどから、増加傾向は近年中に横ばいに移行すると考えられており、グランゼコールの将来は、大学・研究ユニット・企業との連携強化に掛かっている。
ジュヌヴィエーヴ・フィオラゾ高等教育・研究担当大臣は、同3日、本会合に出席し、フランスは欧州研究予算への貢献(支出)に対し、十分なプロジェクト提案ができていないために研究費獲得額が少なく、6億ユーロの赤字であることを引き合いに、CGE会合に参加した技術系・商業系グランゼコールに対して発破をかけた。また、グランゼコールがフランスの高等教育の多様性を示すものとして期待していることを述べた。

・DNA “ La carte de la diversite”(2014年10月2日)
・DNA“ La minister et le realism alsacien ”(2014年10月4日)

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価