【ニュース・フランス】イノベーション育成に関するイニシアティブ・オブ・エクセレンス – 2015年中間報告

2012年に「未来への投資プログラム(Programme d’Investissements d’Avenir:PIA)」によって開始されたイノベーション育成イニシアティブ・オブ・エクセレンス(IDEFI)アクションは、野心的なイニシアティブで国際的で当該分野に関係する大学での養成課程におけるイノベーションを評価するものである。36のIDEFIが認定され総額1億8,400万ユーロが投じられた。
アクション開始後3年が経ち、採択されたIDEFIプロジェクトのすべてのグループが去る2015年11月19日、20日にパリで国際選考審査会による中間審査のため集まった。
目的は取組み全体を眺め、配付された資金によってすでに得られた結果を検討することで、それぞれのプロジェクトに関し、今後優先して資金援助すべきプロジェクトについてのフィードバックを得ることである。

 

・育成に関するエクセレンスの例示的な実現を支援する
IDEFIアクションは、高等教育育成が提供するものをさらに質の高いものに転換し、教育方法の刷新を促し、分野間の垣根を取り除き、世界レベルで魅力あるものとすることである。
アクションとしてはエクセレンスとイノベーションの新しいダイナミズムで刷新する構造的な提案を支持し、育成のあらゆる段階、すなわち導入教育から生涯教育までのすべてを取り扱う。目的は、新しい装置や育成の進め方、新しいコンテンツや教育方法を使うことで、将来の大学教育を先導する役割をもつ真の「デモンストレータ」を奨励することである。

 

・不断のフォローアップと今年は詳細にわたるレビュー
IDEFIはPIAへの国の予算のうち18のアクションを管理するフランス国立研究機構(ANR)によってたえずフォローアップを受ける。このフォローアップはアクション毎のフォローアップに関する年次レポートを公表することで実現される。各アクションの結果を定性的に示し、高等教育における教育方法の転換に寄与するために36のIDEFIが11月19日、20日に国際的に第一線で活躍し、当初の審査に関わった21人の科学者が4つの部門に分かれた国際委員会による聞き取り調査により審査された。この聞き取り調査に先立ち、審査員は各IDEFIの2015年の活動報告を審査した。
国民教育・高等教育・研究省、投資総監督、ANRは審査委員長のグレース・ネヴィル氏に謝意を表した。
ANRと未来への投資の関係:2010年にANRはPIAのうち高等教育・研究に関する活動に対する政府の対応機関とされた。その後、第2次PIAにおいても、ANRは引き続き同様のテーマに関する機関とすることが確認された。
2015年11月23日

 

Initiatives d’excellence en formations innovantes – Point d’étape 2015

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
研究支援 研究助成・ファンディング、研究評価