【ニュース・フランス】「180秒で語る私の博士論文」:第2回コンクール、フランスで開催

「180秒で語る私の博士論文」コンクールは、フランス語で、理解しやすい用語を使って、専門外で多様な人々に向けて、研究テーマを紹介することを博士課程学生に提案している。それぞれの学生は、研究テーマに関して3分間で明確かつ簡潔に、しかしながら説得力に富んだ発表を行わなければならない。大衆に向けてかれらの研究の内容と問題点を普及させ、平易な言葉遣いの訓練を超えて伝える能力を獲得するための彼らにとって唯一の機会である。
フランス国立科学研究センター(CNRS)と大学学長会議(CPU)は、博士課程学生に再びこの挑戦を求めた。再統合を果たした、ほぼすべてのフランスの大学が、第2回「180秒で語る私の博士論文」コンクールに自発的に参加する。地方選抜の後に、勝ち残った候補者たちが国内決勝戦のために、2015年6月3日、ナンシーに集う。3人の最優秀者たちが2015年10月にパリで行われる国際決勝戦に出場する権利を得る。
2008年にオーストラリアで生まれたこのコンクールは、フランス語による知識の協会(Association francophone pour le savoir : Acfas)によって,2012年ケベックで、フランス語で初めて行われた。そして2014年にCNRSとCPUによって全フランスで展開された。第1回コンクールは、ケベックで初めての国際決勝戦が開かれたが、表彰台の1位と2位に立ったのは2人のフランス人受賞者であった。
CNRSとCPUによって共同開催される2015年は順調に進行中である。26の統合大学が、CNRSの地方委員会の支援とともに、このコンクールに参加する意思を表明している。

URL1: http://www2.cnrs.fr/presse/communique/3885.htm

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究