【ニュース・フィンランド】ギャップイヤーは、その後の大学生活に悪影響はない

高校卒業と大学入学の間の1年間にギャップイヤーを取得することは、その後の大学への熱意やパフォーマンスを弱めることはない。一方で、高校から直接大学に入学する学生は、ギャップイヤーを取得する学生よりも研究に対してよりレジリエンス(困難な状況でもしなやかに適応して伸びる力)があり、目標に向かって熱意を傾けているが、よりストレスを抱えていることがフィンランドアカデミーの研究プログラム「The Future of Learning, Knowledge and Skills (TULOS)」によって明らかにされた。
調査の結果、ギャップイヤーを取得することは1年間だけに限って言えば悪影響はないが、1年以上のギャップイヤーを取った場合、学習意欲の低下や順応に困難が生じ、新しい学習環境への移行が難しくなるとされた。
また、調査結果では、ギャップイヤーを取る学生がそうでない学生に比べて中退することが少し多い傾向にあることも示された。

URL1: http://www.aka.fi/en/about-us/media/press-releases/2015/a-gap-year-does-not-weaken-study-success/

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の多様性
統計、データ 統計・データ