【ニュース・ノルウェー】Horizon2020プロジェクト設立支援のための新たな取組

2017年5月1日以降、ノルウェー研究評議会(The Research Council of Norway:RCN)のPES2020計画の助成金が一括払いで支払われるため、採択者は支出費用を報告する必要がなくなった。さらに、通常の参加者と共同プロジェクトのコーディネーターの両方に対する助成金の上限額が引き上げられた。
改訂後のPES2020計画では報告方法も変更され、PES2020助成金の支払いのため、経費報告書類は提出する必要がなくなった。プロジェクトの提案が正式に承認されると、PESの資金は一括払いで支給される。
PES2020計画への改定後の公募は現在募集中で、募集締切はなく、無期限である。

 

大規模プロジェクトのコーディネーターに支給されるPES2020資金の最大額が40万ノルウェークローネ(約560万円*)に引き上げられた。これは、例えば、研究とイノベーション活動、イノベーション活動のコーディネーターに当てはまる。ホライズン2020の閾値(いきち)を上回る評価値を有する最も有能なプロジェクトの提案に対しては、追加支援として10万ノルウェークローネ(約140万円*)が授与される。
助成額の増加は、ホライズン2020プロジェクトのノルウェー人の元コーディネーターからの、以前の助成額は仕事量に見合っていなかったとの報告が寄せられたことに基づくものだ。
ホライズン2020プロジェクト提案の参加者に授与される資金の最大額は4万ノルウェークローネ(約56万円*)から5万ノルウェークローネ(約70万円*)に増加した。ワークパッケージの指導者の上限額は6万ノルウェークローネ(約84万円*)から7万ノルウェークローネ(約98万円*)に引き上げられた。どちらの場合も、ホライズン2020の閾値を上回る評価が得られた場合、追加で1万ノルウェークローネ(約14万円*)が授与される。

 

*円表記はJSPSストックホルム研究連絡センターが追記

 

The Research Council of Norway:Support for the establishment of project proposals directed towards H2020

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