【ニュース・ノルウェー】ヘルスケア研究を一元化したウェブサイトを新設

HelseOmsorg21-monitorと名づけられたそのウェブサイトは、ヘルスケア研究に関する国の統計データの一元化を可能にした。研究やイノベーション活動に係る資源利用、結果、効力などについて、わかりやすく概要を一般に公表することを目的として開設されたものである。
このモニタリングサイト事業は、The Health&Care21*(21世紀のヘルスケアについての国家研究イノベーション戦略)のフォローアップ活動として位置づけられている。2015年にノルウェー研究評議会(RCN:The Research Council of Norway)が保健省からサイト開発の委託を受け、幅の広いプロジェクトチームがサイトの企画デザインから構築までを手がけた。
このウェブサイトは政治家や地方行政、ジャーナリスト、大学などノルウェーのヘルスケアに関する研究及びイノベーションに関心を寄せる人にとって役に立つツールとなると期待されている。
これらの情報は、最近までノルウェー統計局(Statistics Norway)、北欧イノベーション研究教育研究所(The Nordic Institute for Studies in Innovation, Research and Education)、ノルウェー研究情報システム(Current Research Information System In Norway)、研究評議会及び公衆衛生研究所(Norwegian Institute of Public Health)など様々な組織に散在していた。The Health&Care21のウェブサイトはこれらの機関のデータをまとめて繋ぎ合わせ、さらに付加価値をつける役割を担っている。

 

* The Health&Care21(The National Research and Innovation Strategy on Health and Care for the 21st Century)
高い質、患者の安全、優れた効力が保証されたヘルスケアサービスの確立を目指す保健省の戦略的プロジェクト。市民の健康促進のための知識、イノベーション、ビジネスの発展をビジョンとして掲げている。ヘルスケア部門はノルウェーの今後の経済成長と国際競争力を支える重要分野と捉えられ、国のGDPの約10%が投入されている。

 

【出典】
The Research Council of Norway:New monitor provides overview over Norwegian health and care research

 

【参考】
HelseOmsorg21:About “HelseOmsorg21”

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
その他 その他