ニジェール共和国国立ドッソ大学のカリキュラムについてのシンポジウムが開催された。シンポジウムは、ニジェール共和国のアスマン・アブドゥ高等教育研究イノヴェーション大臣（Le ministre de l`Enseignement Superieur, de la Recherche et del`Innovation, M. Asmane Abdou）臨席の下、同共和国の各大学総長、学長らが参加した。ニジェール共和国マハマドゥ・イスフ大統領は、今回の同シンポジウムでもスピーチを寄せ、2014年8月19日発布大学設置基準法を満たし創設されたこの新設ドッソ大学に尽きせぬ期待を寄せた。同シンポジウムでは、アスマン・アブドゥ高等教育研究イノヴェーション大臣は、大学についての多くの質問を発し、持説を展開した。まず、大臣は、とりわけ科学の発展と産官学共同研究こそが、ニジェール共和国の科学技術発展およびイノヴェーションを誘発する鍵であると主張した。次に、同大臣は、情報処理技術向上とデジタル開発戦略のためのインフラが最も整備されたドッソ大学の高等教育研究へのアクセスの改善を通じて、情報処理技術の海外からの移転事業を最優先させ、国内情報処理技術者を有効活用し、通信技術の大幅な向上をのぞむことを強調した。最後に、大臣は、大学キャンパス自体が、デジタル・ビジネス・インキュベータdeveloppement d’incubateurs d’entreprises numeriques sur le campusuniversitaireとなるように開発を進めるよう指示した。アスマン・アブドゥ高等教育大臣は、同大学を軸にして、ニジェール共和国政府主導で科学研究ユニットなりプロジェクトの開発を適切に組み合わせることを通じて、全国の情報処理技術開発が一層促進されることを期待した。

URL1: http://news.aniamey.com/h/56068.html
URL2: http://www.univ-dosso.ne/index.html