【ニュース・ドイツ】ITセキュリティのためのヨーロッパ最大の研究センターをダルムシュタットに設立

連邦政府とヘッセン州は、『European Center for Security and Privacy by Design (EC-SPRIDE) 』及び『Center for Advanced Security Research Darmstadt (CASED) 』  を統合し、ヨーロッパ最大のITセキュリティ研究のためのセンター『Center for Research in Security and Privacy(CRISP) 』をダルムシュタットに設立することを発表した。

CRISPによって全般的なセキュリティを強化し、非常に複雑かつネットワーク化した情報やコミュニケーション技術のITシステムにおいて、セキュリティとプライバシーの保護のための新しい技術を開発することを目的としている。特に、安全なインターネットのインフラ整備やウェブ使用について重点を置いて研究が進められる。

また、CRISPは連邦教育研究省(BMBF)から今後4年間で1,700万ユーロ、2018年までヘッセン州から約900万ユーロの助成を受けることになっている。

なお、CRISPは「新ハイテク戦略(HIT)」の目標の一部であり、これによって科学、産業、研究及び社会の連携に結びつけることを目的としている。

 

ドイツ連邦教育研究省(BMBF): Größtes europäisches Forschungszentrum für IT-Sicherheit gegründet

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究