【ニュース・ドイツ】2015-2016冬学期の入学制限が減少

ドイツの2015-2016冬学期における入学制限の平均が、昨年の49.5%から46.1%に減少し、ザールラント州を除く全域で入学制限が減少した。

平均より入学制限が高いのは、ハンブルク州(約80%)、バーデン=ヴュルテンベルク州、ブレーメン州及びザールラント州(60%強)等であり、平均以下であるのは、ヘッセン州(43.5%)、ラインラント=プファルツ州(32.1%)、バイエルン州(31.6%)、東部5州となっており、テューリンゲン州の12.8%が最も入学制限が低い、という結果が示された。

ドイツ大学長会議(HRK)のヒップラー会長は、理由は様々であるとしながらも、「決定的な要因は、州により異なった財政政策と大学進学希望者の需要状況である」と述べた。

 

※ドイツの特定の大学・学部等において、入学希望者が受入可能な生徒数を上回った場合、入学制限を設けることが認められている。(日本学術振興会海外センターレポート「ドイツの高等教育機関」より要約)

 

ドイツ大学長会議(HRK):Neue HRK-Daten: Zulassungsbeschränkungen leicht rückläufig – große Unterschiede zwischen Ländern

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集
統計、データ 統計・データ