【ニュース・ドイツ】連邦教育研究省がオープンアクセス戦略を開始

連邦教育研究省(BMBF)は、本日、包括的なオープンアクセス戦略を開始した。オープンアクセスとは、オンラインマガジンやウェブサイト、いわゆるレポジトリなど、インターネット上で学術出版物を誰もが無料で記事へアクセスでき、読むことができ、共有することができうるものである。この新しい取組みによって、ドイツの学術出版の標準モデルとしてオープンアクセスが定着することが見込まれる。
BMBFの新しい戦略の中心的な対策は、BMBFが助成するすべてのプロジェクトに対しオープンアクセスの条項を導入するということである。これによって、BMBFの支援を受けたプロジェクトから生まれる学術論文は、すぐにオープンアクセスモデルの下に出版されるか、公表禁止期間ののちに適切に公開されるかのどちらかとなる。この際、研究者はどの雑誌に公表するかといった選択は自由にできる。連邦政府はこのために、2014年1月にすでに学術論文の著者に対する二次的利用の権利を導入し法的な根拠を固めていた。

 

BMBF:Freier Zugang schafft mehr Wissen

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
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