【ニュース・ドイツ】連邦内閣がアクションプラン「ナノテクノロジー2020」を閣議決定

連邦内閣は本日、連邦教育研究省(BMBF)が提出したアクションプラン「ナノテクノロジー2020」を閣議決定した。このアクションプランは、ナノテクノロジーに関する多様なアクションを管轄を越えて集約し、気候変動やエネルギー転換、デジタル化、モビリティ、インダストリー4.0といった主要な社会的課題に焦点を定めたものである。アクションプランの目的は、ナノマテリアルの安全かつ環境に優しく製造および利用することであり、同時に、ドイツの研究力および国際競争力を向上させることである。
BMBFは、今年度約1億9,000万ユーロをナノテクノロジー助成に拠出する。ドイツのナノテクノロジー分野では、工業やサービス、学術等の約2,200の機関が存在しており、その半数は工業が占めている。また75%が中小企業でもある。
アクションプランは、連邦政府の新しいハイテク戦略の一環であり、アイデアからイノベーションを創りだし、学術や研究、経済、社会を相互に結びつけようとするものである。将来におけるチャンスや研究戦略だけではなく、雇用創出もねらいの一つである。
アクションプランには、BMBF以外にも連邦労働社会省(BMAS)、連邦食糧農業省(BMEL)、連邦健康省(BMG)、連邦環境自然保護原子炉安全省(BMUB)、連邦防衛省(BMVg)、連邦経済エネルギー省(BMWi)も参加している。

 

BMBF:Winzige Technologie mit maximaler Bedeutung

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携