【ニュース・ドイツ】外国人学生増加の一方で国際化進まず

ドイツの大学は質が高く、また授業料もほとんどかからないという理由もあり、近年外国人学生数が増加している。2006年は約54,000人だった外国人学生数が、現在約87,000人に上昇している。このペースで推移すれば、2025年には、学生10人に4人は外国人になるとの調査結果も出ている。
しかし、外国人学生の半数以上が大学卒業後ドイツに残らず、さらに、外国人学生の41%は大学を中途退学しているのが現状である。
また、ドイツ人学生の中には、外国人学生と一度もコンタクトを取らなかったと答えた学生が39%に上った。
ドイツ人学生の多くは留学しているが、内訳をみると、オーストリア、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクといったドイツ語圏または近隣諸国に留学する学生が54%を占めており、ドイツの大学は必ずしも国際化していないのではないか、との指摘がある。

URL1: http://www.welt.de/print/die_welt/politik/article141920963/Das-Maerchen-von-der-Internationalisierung-der-Hochschulen.html

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化、学生交流
人材育成 学生の多様性
統計、データ 統計・データ