【ニュース・ドイツ】外国で研究を始める若手研究者支援資金を増額

ドイツ研究振興協会(DFG)は、国際競争の中でよりよい機会を若手研究者に提供するため、最初の研究プロジェクトを海外で行う若手研究者の研究費を増額している。最高24か月間、研究支援プログラムにおいて、若手研究者は月額基本奨学金に加え、研究費、旅費、出版費、海外手当等を受給している。
DFGは、このプログラムによって奨学金を受けている研究者が独立し、さらに海外のドイツ研究者コミュニティの中で交流を広げ、将来ドイツの学術界を牽引していくことを目指している。また、海外から戻った際の助成金によって、ドイツの研究システムに復帰しやすくしている。
2014年、DFGは海外研究機関にいる706人の奨学金受給者を助成し、行き先別では、54%以上がアメリカ、続いて15%がイギリス、5%がカナダと続く。また、分野別では、434人が生命科学分野、169人が自然科学分野、69人が人文社会学分野、34人が工学分野となっている。

URL1: http://www.dfg.de/en/service/press/press_releases/2015/press_release_no_26/index.html

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化、研究者交流
人材育成 若手研究者育成