【ニュース・ドイツ】共同学術会議(GWK)の次期エクセレンス・イニシアティブに関する決定に対し、ドイツ大学長会議(HRK)が批評

ドイツ大学長会議(HRK)のヒップラー議長は、本日共同学術会議(GWK)において決定された次期エクセレンス・イニシアティブに関する選考方法について、賛同すると同時に批判した。
連邦と州が、審査の観点を学術的な質にのみ置くことで合意した点については賛同する、しかし、いわゆるエリート大学と呼ばれる第二の助成分野に関しては応募条件がうまく規定されなかった、とヒップラー議長は述べ、その理由を「エリート大学への助成を申請するためには、少なくとも二つ以上のエクセレンス・クラスターが採択されていなければならない。しかしこれはドイツの大学の多様性と能力に対応しておらず、大学の規模を過度に重視する羽目になっている。国際的な大学事情に通じていれば、最も成果を収めている大学が必ずしも大規模大学であるとは限らないことを知っているだろう」とした。
また、大学がエクセレンス・クラスターの審査方法について懸念を抱いている、とし、「審査は、内容と関係のない時間的制限の中で行われるものであってはならない。適切でない時間的制限の中で申請書の審査をすれば、全審査過程の質が低下し、それによる審査結果もあまり好ましいものではなくなる」と続けて述べた。

 

HRK:GWK-Entscheidung zur Nachfolge der Exzellenzinitiative: HRK-Präsident kritisiert hohe Hürde zur zweiten Förderlinie

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
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