【ニュース・ドイツ】ヨーロッパ大学長会議がイギリスとの協調を継続する共同声明を発表

ヨーロッパ24ヶ国の学長会議の会長は、イギリスのEU離脱後においてもイギリスの大学と引き続き協調していく意向を表明した。共同声明では、インフラストラクチャーやデータ、専門知識の集積が知識基盤社会において重要な意味を持ち、ヨーロッパの大学が発展していくためには協調が大きな意義を果たすことを指摘している。ドイツ大学長会議(HRK)のヒップラー会長も当該声明に署名している。

 

ヨーロッパ大学長会議による共同声明:
我々ヨーロッパの大学の学長らは、ヨーロッパにとって混乱したこの時代において国際的に協力し交流することが我々の責務であるということを再確認することを願っている。協調して課題に取り組むとき、アイデアと人々を交流させるとき、そして新しい視野と知識へ心と精神を開くときに、我々は最も強くなれるのである。協調はイノベーションと卓越性の土台でもある。インフラストラクチャーやデータ、専門知識の集積によってこそ、我々は人々の生活を発展させ、強固で持続可能な知識経済を作り上げるような画期的な研究に取り組むことができるのである。
EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票の結果は、イギリスとほかのヨーロッパ間での新しい関係性を意味するものであるが、我々は大陸をまたぐ人々の利益のために、長年のヨーロッパの大学間の研究と交流の関係の確実な継続のため、ともに働くであろう。

 

HRK:European Rectors’ Conferences want to safeguard collaboration with Great Britain

地域 中東欧・ロシア、EU
ドイツ、イギリス、その他の国・地域
取組レベル 国際機関レベルの取組
国際交流 国際化