【ニュース・ドイツ】マックス・プランク協会とフンボルト財団が新たな研究賞を創設

フンボルト財団(Alexander von Humboldt-Stiftung:AvH)とマックス・プランク協会(Max-Planck-Gesellschaft:MPG)は、新たに共同で研究賞を創設した。このマックス・プランク・フンボルト研究賞の賞金は150万ユーロであり、2018年度以降、将来的な活躍が見込まれる外国人研究者に授与される予定である。

 

この賞は、傑出していて革新的な国際的研究者を、ドイツの大学や研究機関で一定期間の研究滞在に引きつけることを意図しており、受賞者は、ドイツにおける研究活動やネットワークを自由に組み立てることができるようになる。
この賞は、AvHとMPGにより毎年2名の研究者に贈られていたマックス・プランク研究賞に代わるものであり、連邦教育研究省(Bundesministerium für Bildung und Forschung:BMBF)からの助成を受けている。

 

新たなマックス・プランク・フンボルト研究賞では、MPGによる候補者指名委員会が、ドイツの研究機関(大学が好ましい)において、柔軟に設定できる研究滞在に強く関心を持つ外国人研究者を3名選出し、AvH会長やMPG会長を含む選考委員会は、その3名の候補者の中から受賞者を決定する。賞金は150万ユーロであり、受賞者が革新的でリスクの高い研究を行ったり、新たな研究フォーマットを構築する際に役立てられる予定である。また、それとは別に個人的な賞金として8万ユーロが贈られる。この賞は、一年ごとに、自然科学と工学分野、生命科学分野、人文科学分野から、順番で受賞者を選出する予定である。

 

2017年7月31日

 

AvH:Neuer gemeinsamer Preis von Max-Planck-Gesellschaft und Humboldt-Stiftung ab 2018

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化
人材育成 研究者の雇用
顕彰 顕彰