【ニュース・ドイツ】ヒトと動物の感染症に関する研究を強化

ドイツ連邦政府は、動物とヒトの間で感染する疾病に関する研究を強化すると発表した。鳥インフルエンザ、エボラ、ジカウイルス感染症、MERSコロナウイルス等の人獣共通感染症(ズーノーシス)は、世界のヒトの全感染症の約3分の2を占めており、同時に家畜やペットを危険にさらしている。連邦教育研究省(BMBF) 、連邦食糧・農業省(BMEL) 及び連邦保健省 (BMG) は、新たに連邦国防省 (BMVg) をメンバーに加え、協同で既存のズーノーシス共同研究協定を刷新した。

ズーノーシスは、医学、獣医学、生物学、環境学、農業科学、食品工学等の広範囲な研究領域にまたがっているため、BMBFは学際的な「ズーノーシス感染症の国内研究ネットワーク」によって、大学、研究機関、公的保健機関及び企業に対し、5年間に渡って4,000万ユーロを提供する予定である。

 

BMBF:Forschung für Gesundheit von Mensch und Tier stärk

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