【ニュース・ドイツ】ドイツ学術機関連盟「科学のための行進」に対する支持を表明

ドイツ学術機関連盟は「科学のための行進」を歓迎し、支持を表明した。アメリカに始まり、ドイツの多くの都市だけでなく世界中の至るところで2017年4月22日にこの行進は行われる予定である。この行進は科学の自由を力強く明確に支持するものであり、多くの国や社会、もちろんEU圏内でも起きている科学の自由に対する抑圧に抗議するものである。

 

政策決定者による反民主主義、反科学の動きは科学の成果や価値、そしてそれに関わるすべての人々を脅かしている。この動きは社会が科学から得られる利益を制限し、開かれた社会制度や基本的な生き方と同様に、リベラルな立憲制度の基本原則をそれと同時に侵害している。

 

ドイツは国際的で多元的な学術システムを持ち、その結果として特に効果的な学術システムとなっている。研究の自由と教育の自由は憲法において明記され、幅広いレベルで社会的にも政治的にも支えられている。このような特別な状況にある以上、科学とその自由に対するありとあらゆる脅しに対してはっきりと反対の立場をとる義務が生じるのである。

 

フンボルト財団(AvH:Alexander von Humboldt-Stiftung)、ドイツ研究振興協会(DFG:Deutsche Forschungsgemeinschaft)、ドイツ大学長会議(HRK:Hochschulrektorenkonferenz)、ライプニッツ学術連合、ドイツ国立学術アカデミーレオポルディーナ、ドイツ学術交流会(DAAD:Deutscher Akademischer Austauschdienst)、ホルムヘルツ研究センター、マックスプランク協会の共同声明。

 

2017年4月6日

 

AvH:Alliance of Science Organisations supports the March for Science

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
その他 その他