【ニュース・ドイツ】ドイツ大学長会議(HRK)がアクレディテーション(質保証)再編に対して提言

ドイツ大学長会議(HRK)は、アクレディテーション(質保証)システムとプロセスの制度設計に関する詳細な提案を発表した。
HRKは、アクレディテーションは質の保証と監査に沿った説明責任のために、学術指向のプロセスで再構築されるべきであり、欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG)の規定にも従うべきであると考えている。また、アクレディテーションの過程において、諮問機関的サービスは提供されるべきだが、実際に関与するかどうかは強制されない。すべての過程に対する最終決定は、アクレディテーション審議会においてなされるべきなのである。
HRKのヒップラー会長は「ドイツ連邦憲法裁判所は、アクレディテーションの再編は、学術的な特性に沿って進められなければならない、ということを明確に示している。大学が自身の提供するコースに対してより大きな責任を負うことができるべきであり、また、アクレディテーションプロセスの実施に以前より関わることができるようにすべきである」と述べた。また、「我々が建設的な提案をした今、各州文部大臣会議(KMK)が改革を実施するための法的枠組みをすみやかに確立し、既に10月に旗振りが行われていた、連邦各州間での条約の締結が早急に為されることを期待している」と加えた。

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証