【ニュース・ドイツ】ドイツ大学長会議(HRK)がトルコにおける学問の自由への侵害に対してコメントを発表

ドイツ大学長会議(HRK)のヒップラー会長は、本日、最近のトルコの大学における状況について次のように述べた。
「ドイツの大学は、トルコ国家による学業、研究、教育の自由に対する容認できない侵害を強く非難する。
トルコの大学への圧力は、ここ数ヶ月で増大している。トルコの研究者らに対する国家的圧力は、15の大学の閉鎖、数千人の大学教職員の解雇、出張禁止、数百人の教職員の拘禁、自由に選出された学長の解任など、列挙にいとまがない。私はトルコに対し、世界で広く適用されている学問の自由を回復するよう求める。独立した研究、恐怖に冒されない教育、オープンな対話はドイツとトルコ両国における社会の発展を促進し、また、トルコとドイツの重要な学術基盤を形成するものである。
私たちは、ここ数週間政治的な動機により教員の解雇が続いているイスタンブールのトルコ・ドイツ大学に特に注意を払わなければならない。他の抑圧に加えて特にこのことが、35のHRKメンバー機関を含む当該プロジェクトの土台を脅威に晒している。学問の自由が保障されないトルコ・ドイツ大学というのは考えられない。
私たちはトルコで起こっていることは深刻だと考えており、私たちはヨーロッパのパートナーとの連携をもとに、トルコ側との対話を維持しようとしている。私たちはトルコの大学の教職員を見捨てるつもりはない」

 

2016年11月17日

 

HRK:HRK President on the situation in Turkey:Unacceptable encroachment on academic freedoms

地域 中東欧・ロシア、その他
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