【ニュース・ドイツ】ドイツの高等教育機関は、難民の長期的な受入に向けて取り組む

ドイツの高等教育機関は、国内への難民の受入に伴い、限られた予算の中で資金を調達し、難民の授業料等の免除や特別なコースの提供などに取り組んでいる。ドイツ大学長会議(HRK)は、このような高等教育機関が対応を協議する機会を提供するなど、各機関に難民支援に係るプラットフォームを提供している。
HRKは、難民に対しては、まず早期のキャリア形成に関するカウンセリングが重要であり、続いてドイツ語学習及び大学進学のための特別準備コースが必要であるとしている。このドイツ語及び進学準備コースだけでも年間ひとりあたり約4,000ユーロが必要と見積もられており、今後の長期的な受入のためには政府からの財政的支援が不可欠であると指摘している。

 

ドイツ大学長会議(HRK): Study for refugees
ドイツ大学長会議(HRK): HRK Senate: Making long-term integration of refugees possible

地域 西欧、中東欧・ロシア、中東・アフリカ
ドイツ、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の多様性
社会との交流、産学官連携 社会貢献