【ニュース・ドイツ】エクセレンス戦略:エクセレンス・クラスターとして195の申請が提出される

「連邦と諸州のエクセレンス戦略」では、新エクセレンス・クラスターの一次選考が始まる。第一次ドラフト提出期限終了後に、ドイツの大学においてどれくらいのプロジェクトがエクセレンス・クラスター助成プロセスで最終選考に臨めるかが確定する。

 

2017年4月3日までに195のエクセレンス・クラスターの第一次ドラフトがドイツ研究振興協会(DFG:Deutsche Forschungsgemeinschaft)に提出された。DFGは、連邦と諸州間で締結された行政合意に沿ってエクセレンス・クラスターの助成プロセスでの審査を実施する。2016年12月に大学が意向表明をした時よりも3件のドラフトが増えており、16の全州から合計63大学が1件あるいは複数のドラフトで一次選考に参加している。

 

195件のドラフトのうち47件は複数の大学連合の形で提出され、そのうち6件のドラフトは3大学共同でなされている。ドラフトの三分の二は大学以外のパートナーの参加を予定している。コンセプトの大多数は学際的なものとなっていて、申請のテーマを分類すると、27%が自然科学分野、25%が人文社会科学分野、24%が工学分野、24%が生命科学分野である。

 

2019年1月1日に助成が開始される予定である。行政合意に見積もられている45から50のエクセレンス・クラスターのために、年間3億8,500万ユーロの支援が予定されている。エクセレンス・クラスターに関する判定は、同時にドイツ学術審議会が行うエクセレンス大学の第二助成プロセス審査における重要な要件の一つになる。つまり、エクセレンス・クラスターの数が十分な大学が2018年12月にエリート大学の申請書を提出できるのである。エリート大学については、審査の後2019年夏に判定が下される。

 

結果については、エクセレンス大学助成プロセスを主導するドイツ学術審議会とDFGが、審査終了後に議決し、各大学に通知する。

 

2017年4月5日

 

DFG:Exzellenzstrategie:195 Antragsskizzen für Exzellenzcluster

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
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