【ニュース・タイ】STEM教育を改善するための取り組み

タイ教育省は、英語学習トレーニング及び科学技術教育並びに国立卓越事業拠点の再評価に関して、Thai Professionals in America and Canada(ATPAC)と連携することを合意した。

 

教育省Teerakiat Jareonsettasin副大臣は、先週ATPACの代表と面会してタイの教育制度を改善する方法について協議し、3事業に取り組むことを決めた。

 

ニュージャージー工科大学教授兼学部生教育担当副議長でATPAC理事会の顧問も務めるMethi Wecharatana氏は、「最初の事業ではタイの学生向けに双方向の英語学習コースを提供するため、Apple社のSiriの仮想秘書機能プログラムによって開発されたアプリケーションを使用する。」と述べた。

 

ATPACは、国立卓越事業拠点の業務評価だけでなく、科学・技術・工学・数学(STEM)教育の向上を支援するよう関係機関との協同も行う。

 

タイは現在、国立卓越事業拠点が15機関あり、そのうち11機関はタイ教育省傘下、残りの4機関はタイ科学技術省傘下で生物工学、物質科学、コンピュータ、ナノテクノロジーに関する研究機関となっている。

 

Methi氏は「これらの拠点は、タイの発展には不可欠であり、事業をうまく遂行できれば、この国のあらゆるものを変えるだろう。」と述べた。

 

ATPACは、タイ高等教育局(Office of Higher Education Comission:OHEC)とタイ国立科学技術開発庁と共同で「タイのSTEM教育における高等教育機関と民間セクターの役割」と題するセミナーを月曜日に開催する。

 

Teerakiat副大臣はこのセミナーで開会の挨拶を述べることとなっている。また、その他の講演者には、タイ国家科学技術イノベーション政策局のYada Mukdapitak副事務局長、OHECのAporn Kanvong事務局長、タイ石油公社(PTT)のPailin Chuchottaworn前総裁兼最高経営責任者らがいる。

 

(2016年8月16日 The Nation紙)

地域 アジア・オセアニア、北米
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取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育